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パリ、18区、夜。
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『パリ、18区、夜。』に投稿された感想・評価

neroli

neroliの感想・評価

4.0
■パリ18区、芸術の街+移民の街〜🇫🇷■
 
 
パリ18区の南西部は、モンマルトルと呼ばれ、「芸術の街」として有名。
 
サクレ・クール寺院、ムーラン・ルージュなどがある。
 
私、昔、観光で行きました〜♪
 
 
しかし、パリ18区の東側一帯は移民の街。
アフリカ系移民が多い。
 
 
本作は、1987年に実際に起こった「老女連続殺人事件」を中心に、パリのなかでも人種と社会の坩堝である18区に生きる人々のそれぞれの孤独を描きだす群像劇。
 
 
☑︎ダイガ:女優になろうと叔母を頼ってパリへ〜
☑︎カミーユ:アフリカ系移民、ゲイクラブでダンサー
 
この2人が芸術と移民の関係を表してそう〜
 

 
さて、最後はどうなる?
 
 
 

■クレール・ドニ監督〜🎬■
 
 
ジャック・リヴェット監督、ジム・ジャームッシュ監督、ヴィム・ヴェンダース監督の助監督後に監督となったクレール・ドニ監督〜🎬
 
『ガーゴイル』も同監督の作品だったのですね〜
『ガーゴイル』は当時映画館で見た作品〜
見直そうかな〜🧛
 
 
エカテリーナ・ゴルべワ氏、可愛かったな〜
同氏が出演していた、レオス・カラックス監督の『ポーラX』見たいな〜
 
 
菩薩

菩薩の感想・評価

4.5
群像劇だから何がどうって言えないのだがめっちゃ面白かったし私が観たかったパリ〜区は完全にこれだった、13じゃない。13区が非白人及びヘテロセクシャルで無い人物をメインに据えたのはこの作品の影響かどうかは知らんが、ここでの三本の矢も謂わばマイノリティと言われる様な、しかも被搾取側の人々。この地に訪れた者、この地を離れたい者、それぞれの事情と生き様とが実在の事件と中心に交錯していく。だからと言ってミステリーでは無いし勿論サスペンスでも無く、時にはコミカルな描写を交えながら眠らないパリ18区の横顔が浮かび上がって来る。冒頭のヘリコプター高笑いとか、腐乱死体に湧く大量の蝿とか、バチクソ可愛いバットマンのコスプレとか、それでええんか?な護身術とか、屋上ネオン下川の字睡眠とか、書きたい事は山程あるのだが当然特筆すべきはカテリーナ・ゴルベワ、完璧と言わざるを得ないしやはり娘ちゃんそっくり過ぎる。あと13区にもあったが「カミーユは女の名前」のくだりはまんまZガンダムじゃないですか…思わず変な声が出た。にしてもイメージフォーラムさんは相変わらず換気が弱弱で酸欠で死ぬかと思ったしGW?なにそれ…強いの…?であるが無理して観に行って良かった。
2011年に44歳で亡くなったエカテリーナ・ゴルベワのことを書こう。と言っても以前に観た作品はカラックスの『ポーラX』だけだが、あの映画でのゴルベワは、全く理由も分からずに穿たれた、どこまで続くのかまるで想像もつかないような「穴」のような不気味な存在感を放っていた。別の比喩を用いれば、まるで超重力場のような、いるだけで周りの空間を変容させてしまうような女優。単に美しい、とかではない独特の強烈な暗さと影を感じさせる。

『バリ18区、夜』で彼女のセリフは少ない。その少ないセリフは強烈なロシア語訛りのフランス語であり(リトアニアから叔母を頼ってパリに来た設定であるからそれ自体は自然なのだが)、この異物感がすごい。ゴルベワ以外の役者が映画でこういうフランス語をかつて喋ったことがあっただろうか。さらには、男どもの好奇の目に晒されてなぜだか女1人でポルノ映画館に入ったゴルベワ演じるダイガがいきなり大きな声で哄笑し始めると、観る人は一体何が起こったのかと仰天する他ない。煙草をふかし、車をぶっ飛ばし、仕事のホテル掃除はいかにも大義で乱雑、そのいちいちがさりげなく破天荒であり、しかも芝居って感じがまるでしない。

その眼力、陰鬱なアトモスフィア、分節化されない非=洗練とも言える身体性。ストラヴィンスキーの『春の祭典』を初めて聴いたパリの聴衆もこのような異物感を感じたのではないか。洗練されたパリに殴り込んだプリミティヴなロシア人。普段は女優がああだこうだと書く趣味は余りないが、ゴルベワはなぜかその気にさせる。本作ではベアトリス・ダルですらゴルベワの前では霞む。

丁度これを書いている日に極右フランス国民戦線のルペンが大統領選に敗北したが、本作のパリは、敢えて言えばルペンが見たくないであろうパリである。本作はこんな題名がついているからと言ってシャレオツなパリを想像するととんでもない。リトアニア人、アフリカ系フランス人(黒人)、さらにはアラブ人ら移民のうごめくパリの暗部。本作の18区はモンマルトルやサクレクール寺院の18区ではまるでない。映画冒頭でダイガが入ったカフェで、話が通じない店主とそこにいた客が言う「最近はパリも外国人だらけだ」というセリフ。これもまたパリの真実(と、エラそうに書くパリに行ったことのない俺)。

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