@第七藝術劇場
ちょっと美しすぎやしませんかという冒頭の映像美に始まり、ほんわか村のほんわか恋物語と思いきや後半の重さよ。革命の音を聞く子供たちをよそに、風習に憑りつかれた大人たちによって若者…
テンギズ・アブラゼ監督祈り三部作上映。
旧態依然な因習・掟を守る村を描きつつ、管理国家・社会とそれに盲従する人々、金勘定に走る教会を痛烈に批判する。
風景や若者たちがあまりに美しいだけに、世の中のグ…
冒頭の野原に咲き乱れた紅いポピーと純真無垢な白い馬
絶望の後、石垣の崩れた家の庭には赤い花の樹のラスト。
人間の愚かさと醜さを見せつけられても、人間の美しさの居場所を信じたいという微かな希望を感じ…
個人的には3部作のうちこれが一番「?」だった。
冒頭のビジュアルはどうしようもなく美しかったけど。
前半と後半で人物への見方がガラッと変わったのはとても面白い。私だけかもしれないけど。
古い因習に振…
「祈り」→「希望の樹」とハシゴしたので、モノクロから真っ赤なケシの花はかなりのインパクト。
前半はコミカルに(といっても村の閉塞感のようなものが常に流れているが)村民たちが映されるも、後半は一変。…
字幕版を鑑賞。
ジョージアの山村。次々と登場する異端者たちと村人達の間の大らかな笑い。スクリーンに流れ続ける暖かなユーモアの心地良さに、この異郷の僻地が多様性に富んだ理想郷の如く思える。
しかし…
冒頭は村の良心とされる長老と村のアウトサイダー達が歪ながら交流する様が微笑ましい。誇大妄想的な共産主義者の狂人、豊満で艶やかな女、白塗りの西欧かぶれのいき遅れた年増の乞食女、希望の樹を探しに冬山に出…
>>続きを読む(c) “Georgia Film” Studio, 1977 (c) RUSCICO, 2000