【子供達の空虚な瞳】
想像以上の出来栄えに、衝撃を受けた作品です。
子役達の無垢な表情、長男のやるせない気持ち。
母となった今、その責任の重さを痛感しました。
かわいそうで、出来るなら避ければ良かったと後悔もしますが。
これを観て、「かわいそう」という奇麗事以上のモノを
感じ、考えさせられました。
子供には、教育もしつけも、生きていく環境・設備も必要。
でも、傍にいてあげて、見つめてあげる事が大事なんだと。
小さな子供にとって、母親は絶対的な存在。
親は、やっぱり軽い気持ちで、親になってはいけない。
母親が言う「私も幸せになっちゃいけないの」
子供を捨てて、何の幸せがあるというのか。
学校に行かせてくれない母親が、傍にいる事だけで幸せそうな子供たちの表情。
母親に捨てられた、子供たちの空虚な視線。
それは、不幸だとかかわいそう・・という言葉だけでは、表現出来ない世界。
どうか、彼らが、今、笑顔で生きていますように。
そう、願わずにはいられない。
そして、母親として、私は沢山の愛ある視線を、
子供たちに注ごうと思う。