誰も知らないのまちのレビュー・感想・評価

実際にあった事件を元にした映画。実際の内容とは異なる部分もあったが、きょうだい4人で暮らす日々にただただ胸が打たれた。主人公の明は映画内で笑顔を見せることがなく、ほかのきょうだいと対照的な部分が描かれている。一見してみると母親が暴力を振るっていたり、あからさまにネグレクトだとわかる描写がなく、母親への義心感はあまり感じられないつくりになっている。これもこの映画の怖いところでもあり、親であり、女である母親の人間らしさも垣間見れた。
儚いやぐらゆうやの明に胸打たれた。