こんなことが実際に起こったりしていると思うとあまりに辛すぎるけど、観るべき作品ではあった。
この映画のテーマになった実話を容易に一般化するのは危険だとは思いつつ、程度の差はあれど長子に過度な責任感を植え付けて下の子たちを放置してネグレクトするみたいなことは今の社会なら再現性ありそうだなぁとも思った
徐々に苦しくなっていく過程で映る部屋の描写が生々しくて、臭いまで伝わってくるようだった。元ドキュメンタリー監督だからこそなせる技なのかもしれない。
是枝作品は家族の在り方を問いかけてくる。この映画も実話とは違ってある人物との関わりがあり、、、是枝作品の家族間は血縁の揺るぎない家族というよりは、刹那的でも心を通わせることの方に重点が置かれている気がする。
子役時代の柳楽優弥が凄すぎる、、、