はなくそたべ夫

誰も知らないのはなくそたべ夫のネタバレレビュー・内容・結末

誰も知らない(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ふと是枝監督の本を手に取って読んだので、その流れで鑑賞

最後に妹を遺棄するところはちょっと飛んでるというかちょっと「物語」だなと思った(好きではないけど否定的な意味でもない)がそんなのどうでもいい。と思うほどに序盤から細部にリアリティが溢れていた、というか小道具や撮影によるリアルの表現がめちゃめちゃ上手くて感動。
この子供達と私はほぼ同い年なので、映画のなかで描かれている風景がそのまま懐かしくもあった。

じぶんの小学校の同級生にも、この映画みたいに育児放棄されたというほどではないがいわゆる「へんちゃ」な家の子はちらほらいて、まぁそれは1DKに一家9人で住んでたりとか、親が悲惨なレベルのアホのくせに教育意識だけは間違った方向に高いモンスター。だとかそんなとこなのだが、そんな子らはいまどんな大人になっているのか、ということにも思いがゆく。

だめだ自分はいまそんな子らを高みから見下ろすような言い方をした気がする、よくないことだ、だいたいに於いてわたし(の家庭)だって小学校では浮いていた。なんせうちの地域では中学受験するのが「ええとこの子」だったわけだし、胡乱なのはまぁ、お互い様か。
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