このレビューはネタバレを含みます
万引き家族からそして父になるを見て、是枝監督関連でたどり着いたのだが、上映中うまく見れなかった。
どうしても集中できなかった。
少し暗い部分に引っ張られすぎて、うまく咀嚼できない部分があったのだと思う。
こういう問題からまさに目を背けたい人になっていた。
実際自分の生活を考えると、他人のことなど構ってる暇がないんだよなと思ってしまうのがもうアレ。
道で倒れてる人を開放したりする余裕が昔はあったんだよな。
子どもが生まれて、そこに優先度を上げるわけにいかなくなってしまった。
ある種では守るものができたとか、自分だけの体でなくなってしまったという良い言い方もできなくはないが、それであるがゆえに余裕という部分はゴリゴリ削られて、どんどん自分が小さくなっていく実感はある。
その分子どもが大きくなるのだといえば、それはそうなのだが。
自分が手の届く範囲で人助けをするなんて言っても、老いていく自分にできることなど限りがある。子供が僕の分まで余裕を未来にペイフォワードしてくれればいい、という考えはでも又一部でこどもを縛り付けてはいないだろうか。
ああ、なんか疲れたな。
また回復したころに見る。