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エノケンの天国と地獄
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『エノケンの天国と地獄』に投稿された感想・評価

日本の喜劇王だというのエノケンの映画を見たかったのでDVDで見てみた。
この映画のエノケンめちゃやな男〜
でもエノケンがたまに唐突に歌い出すのがいい
思ったよりちゃんと面白くてちょっと泣いちゃった

音楽は三木鶏郎
ちょこっとオペラの天国と地獄のフレーズとかが曲に入ってるとこがにくい。

ヒロインの若山セツ子、すごく綺麗だけど幸薄な感じが似合っていた…
タイトルにあるように数あるエノケン映画(喜劇映画)の一つ
日本の喜劇王と言われるエノケンですが出演作はほぼ見たことなくて(見たのは戦前の1作のみ)あまり興味もなく、今回もエノケンというより若山セツ子が見たくての鑑賞

【あらすじ】
気がついたらあの世の裁判所に来ていたエノケン
訳も分からないまま裁判長や検事たち(その中にすごい大きなメガネの三木のり平がいる)に囲まれ、その死までの人生を振り返り天国行きか地獄行きかの判定が下されることに

その結果エノケンはゆすりたかりの常習犯のやくざ者、さらには自分の命を絶った罪により10年間の地獄行きが決定されたのだが
そのお勤めを果たせば天国に行けて、さらにもう一つご褒美があって一時間だけ下界で大事な人に会いに行けるらしい
但し条件付きで、本人だとバレてしまうと相手が不幸になってしまうらしく絶対に正体はバレてはいけない

その条件のもとお勤めを果たしたエノケンは生前大切に思っていた妻(若山セツ子)と生前まだ赤ん坊だった息子の10年後の様子を見にいくことに、、、

【感想】
知ってる出演者はエノケン、若山セツ子、清川虹子くらい(三木のり平はほとんど出てこない)
最初見る前はどうかなぁ?って思ってたんですが期待に反して凄くいい映画だと思う
あまり喜劇って感じではなく普通に感動モノっぽくて、タイトルで損してるパターンかと
いつも思うのは大して期待しないで見た映画ほど面白くて印象に残るのが多いっていう不思議

ストーリー的には下界での一時間の過ごし方ってのが見所、メインになりそうなんだけど
この映画ではそのシーンはラスト10分のみの結構あっさり、ほとんどのシーンは生前の回想編です

下界での一時間もすっごい良かったけど、それもやっぱりほとんどを占める生前回想編あってこそ!
生前は甲斐性なしのやくざ者、奥さんに憎まれ口、辛く当たって、でも本当は大切に思ってて、っていう江戸っ子的なウラハラ?それだけに自責の念も強くて心は残るけど行かなきゃいけない辛さ、このあたりが凄くいい!
息子と相撲を取りながら抱きしめるシーン、奥さんとの別れのシーン、凄くいい!

たぶん喜劇王エノケンってイメージとは違う役だと思う、失礼かもだけど枯れた演技の良さを感じた
当時50歳、この後15年は現役なので晩年っていうのも失礼なんだけど全盛期ではないと思う
劇中では威勢のいい話っぷりや、ミュージカルのように歌いだすシーン、早回しでの駆け足なんかのアクションも見えるんだけど、気になるのはその右足
エノケンって晩年足を切断したとかのエピソードを聞いたことあって、この頃からあんまり良くなかったんですね、違和感のある歩き方してます
調べたところ足の指を切断した後の映画みたい

話は変わって当初の目的若山セツ子
家出少女役で、ほっとけなくなったエノケンに拾われそのまま所帯を持つことに
ほとんど笑顔も台詞もないかわいそうな役です、でもすっごくかわいくて綺麗、まさに薄幸美人役
でもリアル若山セツ子と重なりそうで辛いので、若山セツ子は明るく笑ってる映画が好きw

ちなみに清川虹子はサーカスの女座長役、相変わらずの貫禄で若山セツ子にビンタするシーンなんかもあります

ということで、まとめると
ストーリーが凄くいい!エノケンの枯れた演技、若山セツ子のかわいらしさ、清川虹子の迫力、と色々と見所もあって個人的には満足度高かった映画です
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