ろいろい

デジモンアドベンチャー02 前編 デジモンハリケーン上陸!!/後編 超絶進化!!黄金のデジメンタルのろいろいのレビュー・感想・評価

3.6
💠favorite line💠
"あの花畑で待ってる"

🎞️catch phrase🎞️
『驚異の新デジモン誕生』
『新たに選ばれしアメリカの仲間!?』

🎞️story&information🎞️
突如出現した謎のデジモンを追って、アメリカ大陸で大冒険が始まる――。


監督は山内重保。

2000年夏の東映アニメフェアで前後編で上映されたシリーズ初の長編であり夏休み公開作品。
「戻れない過去」がキーワードとなっており、娯楽作品に徹した前作『ぼくらのウォーゲーム!』とは一変し、感傷的な作風となっている。

山内重保監督による難解な非言語的演出が随所に見られ、デジモンシリーズの映画作品のなかでも異色作となっている。
そのためかファンの理解が及ばず、作品の出来に対して少なからず非難の声が寄せられたが、アニメーション監督の細田守とアニメスタイル編集長の小黒祐一郎は「どうして、あの『デジモンハリケーン』の面白さが分からん!?」、「技術や理屈を超えた破天荒ぶりがある」と発言し、山内を擁護する立場をとったことでも有名。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
デジモンシリーズでも稀にみる叙情的でノスタルジックな作風が特徴の作品。
原作とは異なるパラレルワールドの世界。

ストーリー構成が子供向けにしてはやや難解。
ファンからは"わかりにくい"と批判が多いらしいけど、子供は大筋しか見ていないので『悪いデジモンをやっつける』としか感じていないだろうし、大人からすれば理解できない程ではない。
本来のターゲット層である子供と、映画に連れて行った大人のどちらもにも合わせたバランスの良い作品。

ストーリーは
過去にひとりぼっちになってしまったデジモンが引き起こした悲しい物語。
物語の終着点であるお花畑に近づいていくのと同時に「ひとぼっちのデジモン」の悲しみにも近づいていくことになり、
視聴していて掴みどころがないような展開を見せてくれる。
「闘う意味があるのか分からない」という言葉が相応しい演出がされていた。

最後は視聴していて救われた気分と救われなかった気分の両方が入り混じる不思議な茫漠とした余韻のようなものが残る。
楽しかったあの頃に戻りたい、楽しかったあの頃のままずっと。だけど、失われた過去は取り戻せない、悲しくても未来に進んでいこう。
そんなメッセージが聞こえてきた。

ただ、前編後編に分けた意味がよく分からない。
もしかしたら、短いストーリーが2つあるのか?と勘違いするかもしれないけど、1つの物語を前編後編に分けている。

エンジェモンとエンジェウーモンが究極体になったシーンをはじめ、バトルシーンは根拠もなく急展開すぎたのが残念💦
『ぼくらのウォーゲーム!』とは違い“動”のバトルではなく“静”のバトルに重きを置いているので、静かな闘いとなっていた。

一度子供の時に見たことがある人でも大人になって見直して欲しい!!

テリアモン可愛い😍

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story:amazon prime参考
information:Wiki参考
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