02初の映画化。細田の手は離れたがそれでも非常に見応えある内容だった。
1時間の映画を30分ずつねは前後編に分けてる。その理由はよくわからんが、それでも前・後の作風の違いは面白い。
舞台はニューヨークから。パツキンの少年・ウォレスとグミモンは巨大なチョコモンと対峙する。チョコモンに捕らえられた太一らを救うため大輔らは渡米。太一らとウォレスらはヒッチハイクで旅をしながらチョコモンがいると思われるサマーメモリーなる地へ向かう。
コレが前半。
後半は、実はチョコモンはグミモンと双子だったことがわかり、ウォレスとの幼少時代の記憶を辿り暴走していた事がわかる。
なるべく穏便に済ませたいが、チョコモンの暴走を止める戦いに苦戦が続く。
…という内容。
先ず後半のバトル展開に比べ、前半は思いっきりロードムービーに徹し切ってる。後半も面白いが、前半のワクワク感が素晴らしい。
後半は決して難しい内容では無いが、意図的に観念的に見える作り方をしてる。前半がわかりやすい分、後半の見せ方にこだわったのは理解できる。後半もわかりやすいドッカンバトルにしちゃったら、多分物凄いチープな作品で終わったと思うもん。