ふじたけ

気狂いピエロのふじたけのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
4.3
こりゃすげえ映画だわ。即興劇にすることで、無茶苦茶にイメージが散乱させたのか、それとも元々監督の中である程度の構想があって全てはつながっているのか。いや、たとえその場の思いつきで進めていったとしても、この映画はキャストやスタッフ、ゴダールらの手によって生み出されたのであり、混沌としたものであっても各要素は論理ではないところで繋がっているのだ。人生は論理的ではないのだ。この映画も然り。
言葉と知識を信じた男の哀れな結末。男が女に投げかけた言葉とは自分のことだった。
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