グッバイゴダール!
ゴダールは91歳であっても、生と死をセルフコントロールして我々の前から去っていった。
10代の多感な時期に、梅田のシネマ2で観たリバイバル上映。
ラストの圧倒的モヤモヤ感に戸惑った。
スッキリせんなあ。スッキリせんのも映画はアリなんやと齢を重ねる中で理解してきた。
女に逃げられるという天才的才能を持つゴダールと、四方田犬彦は書いた。
アンナカリーナにも去られたが、去っていった彼女に固執してこの気狂いストーリーは生まれている。
アンナカリーナ、ベルモント、ゴダールと亡くなったが、映画はリストアされて永遠に残る。モヤモヤは永遠に私に、私なりの答えを探させるのだ。