Tai

許されざる者のTaiのレビュー・感想・評価

許されざる者(1992年製作の映画)
4.0
その夕陽とメロディが切なくて…

クリント・イーストウッド主演・監督による荒野と夕陽と砂埃と親父の迫力を堪能できる作品( ´∀`)b

プロローグだけでもう引き込まれますね!夕陽をバックに地面を掘る男。流れる曲はカントリー。観ただけで〝その時代の、その場所〟というイメージが膨らみます◎
とある町で起きた事件。保安官が出した結論に納得がいかず、加害者たちの首に懸賞金がかけられます。
その話は主人公ウィリアム・マニーのところへも。元々が有名なアウトローだったのが嘘のように平穏に暮らしているマニー。
しかし、生活費の為にと、再び銃を手にします。

このマニーが本当にかつての大罪人なの?という程しょんぼりしているんですよね。
その理由が彼の亡き妻というのがいいんですよ!マニーの過去話と現在のチグハグっぷりによって、彼の妻への想いが見えて来るのが切ない!
相棒ネッドのちょっとポンコツな感じも相まって〝お前ら本当に悪い事してたの⁇〟となります。
なるんですけど、だからこそのラストシーンの迫力で心を撃ち抜かれるんですよね(≧∀≦)

タイトルの〝許されざる者〟とは作中の誰の事なのか?まさに十人十色な答えが生まれそうな物語でした。


1959年にもオードリー・ヘプバーン出演の同タイトル作品があるけど、関係ないのかな?あらすじは全く違う話みたいですが…(・・?)
Tai

Tai