どろがめ

許されざる者のどろがめのネタバレレビュー・内容・結末

許されざる者(1992年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッドが渋かっこいい。もう彼のための映画だね。
年老いたガンマン。銃の腕も鈍り、馬にも乗れない。往年のマカロニウェスタンでイケ散らかしたイーストウッドを知ってるだけにこれだけでしんみりする。
人殺しの業を背負っているが女子供に優しい硬派な男でかっこいい。一応終わり方としてはハッピーエンドだが、殺しの禁忌を破ってしまったウィニーがなんとも哀愁漂う。
他のキャラも魅力的で、ウィニーと同じく腕が鈍ってしまった相棒や実は初殺しだったキッド、そして憎たらしい保安官など、許されざる者のタイトルはイーストウッド1人のことを指すのではなく、多くの登場人物によって正義と悪の価値観が揺さぶられる話だなと感じた。