イニャリトゥのバベルが好きで、ずっと観たかった映画。
時系列バラバラでバベルよりも荒削りなストーリーだったけど、何故かちゃんと内容はしっかり理解できるし、上質な映画を観たな〜という満足感がすごい。
前科持ちのデルトロと、家族を無くしたナオミ・ワッツと、余命幾ばくもないショーン・ペンとが、ひとつの出来事から関わり、同じ結末に向かっていくんだけどあんまり書くとネタバレになっちゃいそう。
「赦す」って難しいですよね。
特に、どうしようも無い、他に選択肢がないことを赦すって、本当に難しい。
そもそも、赦す赦さないの話じゃないかもしれない。
でも、誰かが「赦さないけど、もういいよ」って言ってあげないと、誰も前に進めない。
劇中出てくる「人生は続く(続かない)」という言葉、私は「続けなきゃいけない」と思うし、そのために人を赦す選択肢を取れる人間でありたいと思いました。
赦された方もきっと辛いから。。
