いんそむにあ

悪魔が来りて笛を吹くのいんそむにあのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔が来りて笛を吹く(1979年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

東映チャンネルで録画視聴。

没落した華族の家庭内で起きた殺人事件に金田一耕助が挑む。

最近原作を読破したので久々に観たが、肝心の「楽譜に犯人のヒントを隠している」という仕掛けがカットされていたのが残念。犯人の肉体的欠損を無かったことにしたからだが、ここは変えてはいけないポイントだった。最後に犯人が演奏を始めてその意味を一同が知る衝撃が作品の肝なので残念。

西田敏行の金田一耕助は人懐っこさが魅力。ラストで事切れる寸前の犯人に「お母様は元気にしていた」と嘘をつく(実際は自殺している)優しさはこの人ならではのキャラクターだと思う。