茜

邪 ゴースト・オーメンの茜のレビュー・感想・評価

邪 ゴースト・オーメン(1980年製作の映画)
3.5
80年代の香港ホラー面白いの多すぎる。
本当に観たい本命は同監督の「魔 デビルズ・オーメン」なんだけど、ツタヤにしか置いてないので先にこちらを鑑賞。

若い使用人と再婚するため、自らの死を偽装し幽霊を演じる事で気弱な妻をショック死させたクズ旦那。
ならば今度は妻がガチの幽霊となって旦那と使用人に復讐してやるぜって話。
最初は旦那が悪人で妻と使用人の女の子は善人だと思ってたのに、まさか旦那と使用人がグルだったとは…。
テンポ良く展開するストーリーが面白く、その意外性はラストまで続くため最後まで目が離せない。

何といっても一番面白いのは終盤のトンデモ除霊シーン。
ペイントを施した全裸のお姉ちゃんが妻の霊に憑依され激しく踊り狂い、除霊師のババアは踊るお姉ちゃんをペチャンコの靴でしばきまくる。
その異様な光景を前に、無表情でボーッと座ってる生気のない使用人。
「黒犬の血を食らえ!」とか言いながら、全裸姉ちゃんに口に含んだ血を何度も吐きかける除霊師ババア…そりゃ霊も逃げるわ。

その次は耳なし芳一まで始めるもんだからビックリしたけど、乳首にお経を書くシーンはあからさまにカメラがねっとりクローズアップするの笑った。ドスケベかよ。
耳をもぎ取られるシーンはめちゃくちゃ皮膚がうにょーーーんって伸びてて面白かった。
あー、この監督の映画もっと観たい…。
茜