たた

ビルとテッドの大冒険のたたのレビュー・感想・評価

ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)
4.5
歴史の研究発表でAの成績を取らないと落第だ!
俺達アタマ悪いぜどうする!

そこに突如登場したのが電話ボックス型のタイムマシン。

歴史上の偉人達を呼んで発表会をのりきるぞー\(^-^)/

楽しくておバカな、ハチャメチャ能天気Excellentムービー!
でもありますが、タイムパラドックスで言うところの「因果のループ」について面白おかしく考えさせてもくれます。

おバカな男子高校生2人のおバカ理論。

俺達のバンドを最強にするにはヴァン・ヘーレンを入れなきゃな。

だからまずは有名になってPV撮って、ヴァン・ヘーレンに見てもらうんだ。

でもロクな楽器がないし俺達ヘタクソだぜ。

だからヴァン・ヘーレンに来てもらうんだって!

そうだな、キマリ!



おバカですよね(;´д`)
でもこのニワトリと卵どっちが先やねんな話が、終盤のピンチを脱する見所の伏線にもなっているのです。

・・・・

過去から拉致してきた偉人たちが、ショッピングモールで騒動を巻き起こすんですが、最高に楽しくてかわいい!

ギャルをナンパするビリー・ザ・キッドとソクラテス、
そこに屁理屈を垂れて邪魔しにくるフロイト。

チンギス・ハーンは金属バットとアメフトの防具がお気に入り。

楽器売場で無双するベートーベン。

写真館でカメラマンとケンカになるリンカーン。

ジャンヌ・ダルクはエアロビクス教室でハッスルハッスル!

その頃ナポレオンはプールのウォータースライダーに夢中ではしゃぎ回っているのでした。

騒動の結果、留置所にぶちこまれる歴史上の偉人たち。
助けないと発表会に間に合わない!果たして…

・・・・

おバカ映画ではありますが、B級ではなくて(多分)。
それぞれの時代の描写が、場面としてはほんのちょっとずつなんだけど、小道具なんかもしっかり考証したかのような作りで、手抜き感がないんですよね。
無駄にリアルというか(笑)

なぜか偉人達とすぐに仲良くなれてしまう(その過程を意図的に省いている?)無駄のないテンポの良い展開と能天気な2人の主人公、
そしてタイムパラドックスの醍醐味も味わえて満足できる、ハッピーな映画でした!

おすすめ!
たた

たた