陰惨な韓国映画について調べてたところ発見した本作。
6人の監督がそれぞれ数十分で韓国の社会問題をテーマに作った短編集とのことで楽しみにしてたのですが、なんか匂わせる描写が多くてはっきりよくわからず、韓国人でもないわたしにはいまいちよく伝わらず…。
そんなに陰惨でもない。
ただ「韓国やべー」とは思った。
ほんまなんかね？
特に1作目と4作目。
⚫︎彼女の重さ⚫︎
容姿がブサイクなやつは就職もうまくいかないし、美容整形手術のために援交まがいのこともしなくちゃいけない。
美しくても権力者に性の対象にされるぞっていうどんよりした作品。
韓国が超学力社会なのは知ってたけど、こんなに美しさまで重要視されるとは…ってびっくり。
映画だから多少大袈裟にしてるんだろうけど、ほんとにこんなになのん？？
この作品は匂わせる描写だらけだけど、わりとわかりやすかった。
エンドロールが皮肉っぽくて好き。
⚫︎その男、事情あり⚫︎
この作品はいまいちよくわからなかった。
なんかハングルで教訓めいたことがたくさん書かれたマンションが舞台だけど、ハングル読めないし全部が訳されてるわけじゃないのでほぼ意味なし。
晒し者にされるつらさを叫んだ作品だったのかなぁ。
とりあえず最近「ファニーゲーム」をみたとこだったから、塩分けてくださいってやつが来たら子供でも警戒するわ。
⚫︎大陸横断⚫︎
脳性まひの人の日常をトホホな調子で世知辛く伝える作品。
これは複雑な気持ちになる作品だった。障がいや福祉については簡単に語れないけど、でもとりあえず大陸横断とそのデモはすごく迷惑だしやり方を間違ってると思うなぁ。ただの自己満足で悪い方向にしかいかない気がするなぁ。
⚫︎神秘的な英語の国⚫︎
親が子供もためによかれと思って舌の形を英語が発音しやすいように手術するっていう作品。
ほんとただそれだけだけど、6作品中1番うぎゃーってなるし、韓国やべー！って思いました。
手術で形から変えればいいじゃないっていう考えの人が多いのかな、韓国…。
⚫︎顔の価値⚫︎
これは1番よくわからなかった。
顔のいい男が顔のいい女をディスるミステリっぽい話だけど、これになんの社会問題があるのだろうか。
⚫︎平和と愛は終わらない⚫︎
いろんな偶然と怠慢が重なって、健康なネパールの人が精神病院に6年以上も入れられることになった事件(？)のドキュメンタリー風映画。
警察や医療現場の職務怠慢がいけないのはもちろんだけど、ネパールの人も、6年のうちにもう少しなにか手は打てなかったのかと思ってしまった。実際自分がそうなってみたらできないのかもしれないけど、6年て！
