CasablancaのMichael Curtiz監督の描く西部劇。音と映像が絡み合った推進力と内面描写がこの監督の持ち味だった事に改めて気付かされます。
音と映像が絡み合う最後の決戦の場面は、観るものを引き付けて離さないカサブランカの語りのテンポを思い起こさせます。
Primaに先立たれた父親とElsaに別れを告げられた主人公のクローズアップは、酒に溺れたリックや涙を浮かべたエルサのクローズアップを思い起こさせます。監督は1919〜'27までドイツに在住したそう。カサブランカという超大作の底流には、ドイツ表現主義の影響が流れていました。
大英帝国史も西部劇の宝庫だったと思うと、未だスクリーンで語られていない物語の存在にワクワクします。
"Whatever happiness there is in me to give, must be given to you."
"Life is sweet indeed dear, when one cannot have it."
"England is fighting the tyranny of Tzar."