月給とりとして生きている身として、自分の人生について問いかけられる回でした。
社会を否定して生きている伯父さんを羨ましがる満男に対し、社会に否定されたからああなってしまったのよ、あの様になりたいかと説教するさくら。今作で一番印象に残ったシーンでした。浪人として予備校に通いながら大人の社会の生きづらさをわかりはじめた満男の気持ち、わかるなぁ。
マドンナ3作目の竹下景子さん、歳を重ねても相変わらず美しい。ウイーン在住マダム役の淡路恵子さんも役がはまってます。
エンディングでウイーンはオーストラリアじゃなくてオーストリアだよと突っ込む若者に対し、細かいこと言うと女の子にモテないぞといなす寅さん、人として男としてやっぱり好きです。
