七沖

アメイジング・スパイダーマンの七沖のレビュー・感想・評価

3.6
〝恐るな。自ら選んだ、この運命を。〟
いじめられっ子のピーターは、両親の死に関係があると思われるオズコープ社のインターンに潜入し、そこで毒蜘蛛に噛まれて超常の力を得るが…というストーリー。

前3部作と導入は似ているが、展開される物語はまるで違う。
前3部作との明確な違いとして、本シリーズではピーターの両親についてフォーカスを当てている。それはそれでいいのだが、なんかキャラクターに感情移入できない…。
前シリーズに出できたような、編集長のような癖のあるキャラもいない。いじめっ子のフラッシュも途中でいい奴っぽくなってしまうし…。
これが公開当時のトレンドだと言われたらそれまでなのだが、前シリーズよりキャラの魅力に欠けているように思える。

アクションシーンは前3部作以上にレベルアップしており、ウェブスイングしていく映像がめちゃくちゃ楽しい!
何気に高校の中で戦うというのはシリーズ初で、これは良かった。スパイダーウェブを乱打するバトルシーンは見応えがある。

ラストのニューヨーク市民の協力はいつものことながら胸熱。序盤がスロースタートな分、終盤に向けての盛り上がりがすごい!

とはいえ、総合的に見ると前シリーズには劣るかな、という印象。果たして次作でどうなるか…。
七沖

七沖