のんchan

マイケル・ジャクソン THIS IS ITののんchanのレビュー・感想・評価

5.0
後にも先にもこんなことはあり得ない‼️狂ったように劇場で20回鑑賞した作品(その後DVD入れて25回鑑賞)

以下は丸10年前の備忘録になりますが、今でもなんら変わりない感想なので転記します。

10月28日の公開から4日間の動員数が50万9251人、興行収入は6億4663万6400円を記録。
当初は全世界2週間の限定上映という取り決めがあったが、満席状態が続き前もってチケットを購入した人が鑑賞できないといったケースも見受けられたため、さらに2週間の延長が決定したそうな。

絶対2週間じゃ足りない、もう1回観に行こうかと思ってるくらい!
これはDVDじゃ迫力・魅力が半減すると思う。これは、ぜーーーったいスクリーンで観なきゃダメ‼️


死の数日前まで行われていたコンサート・リハーサルを収録したドキュメンタリー映画。
何百時間にも及ぶリハーサルを一本の映画にまとめあげたのは、予定されていたロンドン公演のクリエーティブ・パートナーであった監督兼振付師のケニー・オルテガ。

偉大なスターであり、才能溢れるアーティストでありながら、なおも進化を続けたマイケル・ジャクソンの素顔が垣間見える素晴らしい作品だった。

完璧を目指す表現者のマイケル自身は、本当はこのようなリハーサル風景を世の中に送り出してしまうのは、否定的であったはずともいわれているが...
いやぁ、こういう形で私たちが生きているマイケルを拝めたのは有難い。

最高のエンターティメントとして、最高の舞台を作り上げるまでの情熱、そして垣間見れる人間としての優しさ・大きさが際立っていた。

世界中から6000人の優秀なダンサー達がオーディションに駆けつけ、その中で選りすぐられた11人のダンサー達。
インタビューのマイクが向けられると、とにかく、神様のようなマイケルと同じステージを踏めることで、皆それぞれに大興奮で涙さえ流す者もいた。緊張と満足感が伝わってくる。

鍛えあげられた素晴らしい身体の若手ダンサー達の中で一際輝く50歳のマイケル❣️
何でだろう?どうしてこんなにも力まずに自然と身体を動かせるのだろう??
汗だくって言葉は彼には存在しない。
必死じゃないから...自然なことだから...

こんなにもミュージカリティーでオリジナリティーのあるダンスは他に無い。
音響も照明もどのスタッフも最高の顔ぶれを揃えているのだろう。

リハで踊っている時、マイケルが「音が大きすぎてイヤフォンから聴こえない。耳の中に拳を入れられたようだ。ずーっと生の音で練習してきたからね、慣れていないんだ...慣れようとは思っているんだけど...怒っていないよ、これも『愛』なんだ」
と最高の音を作り出すためのスタッフに労いながらステージを進めていた。

バックミュージシャンの一人は「マイケルはとてもフレンドリーでそして謙虚だ!」と言っていた。
【本物とは決して驕らず控え目なのだ】とあれだけのスターなのに傲慢さは微塵も無かった。
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