喜連川風連

モダン・タイムスの喜連川風連のレビュー・感想・評価

モダン・タイムス(1936年製作の映画)
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映画の究極理想は、無音でも楽しめることなのではないか?という暴論を考えたことがある。これは一つの回答か?

この映画のすごいところは、序盤に無音映画としての極致をいきながら、巧妙に後半部分、トーキー映画に変貌している点。

人間がパーツとしてしか扱われない資本主義の皮肉を交えながらハイテンポ娯楽映画にまとめる。

かなり重いテーマをポップに軽やかに。
世界中の人が見てもわかる「動きや表情」という共通言語。

言語という認知の壁を突破した傑作。
喜連川風連

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