ももさく

今度は愛妻家のももさくのレビュー・感想・評価

今度は愛妻家(2009年製作の映画)
3.5
「やめたの、貴方のごはん作るの」

1年前。トマトや人参茶などをすすめる健康オタクな妻に俺は健康なんて興味ないと夫...。「クリスマスの前に沖縄に旅行に行きたいな」と言ったら妻が旅行でいないと思った夫は、まず「飯どうするんだ?」と言われた事が腹立たしい妻。


1年後。箱根への旅に行く前に「子供を作る気がないなら別れて」と夫に言い旅に出る。なかなか帰らぬ妻がやっと帰ってきた、そんなある日突然妻が言う「1年前から好きな人がいる」と。「離婚記念に写真をとってよ」と言う妻。別れを切り出された事を夫は好きな男が出来たからと思っているが...。

北見俊介(豊川悦司)金髪。浮気ばかりするいい加減な性格。写真家。

北見さくら(薬師丸ひろ子)子供が欲しいが夫が乗り気じゃない。夫につくしてきた妻。

吉沢蘭子(水川あさみ)俊介にいい写真を撮ってもらおうと家に来る女優志望の女で水商売もしている。誠と会ったその日に...。

古田誠(濱田岳)俊介の助手。

西田健人(城田優)さくらと文通をしていた男。

井川ゆり(井川遥)近所のショップ店員。

原文太(石橋蓮司)還暦すぎたオカマの文ちゃん。

ちょい役に津田寛治、奥貫薫。

あ〜ビックリした。後半え〜!え?こう言うタイプのやつだったのかぁ、してやられたりって感じでしたが私は、そのえ〜!が2回もありました。

2度見たくなる。2度目の方が良いと感じる。

前半見ててちょっとコメディっぽい感じかなと思ったけど違った。

主役2人以外もなかなか良いです。水川あさみは気の強い役合うし石橋蓮司のオカマも上手い。

さくらみたいなタイプは可愛らしいけど俊介みたいなタイプは苦手だなぁ。

「お前には関係ないだろ」こりゃないわーと思ってしまった。夫の体を心配して何がいかんのか?。

私は女だけど、それでもこの映画から学ぶ事あるなぁ。日常の当たり前って当たり前じゃなかったりするんだなって事。でも当たり前だと思ってるから後悔したって遅しって事、人生の中では結構あるような気がする。後悔したってその時は変われないんだからどうしようもない事でもある。

夫婦で見るべきか?夫に見せるべきか?喧嘩した時見るべきか?見る立場によって感じ方がまた違うのかもしれない映画。

エンディングの井上陽水の「赤い目のクラウン」がしんみりしちゃいます。でも残るのは「夢の中へ」ですね。

♪さがしものはなんですかタンタタン♪みつけにくいものですかタンタタン♪カバンの中も机の中もさがしたけれど見つからないのにまだまださがす気ですかタンタタン♪それより僕とおどりませんか夢の中へ夢の中へ行ってみたいと思いませんかウフッフーウフッフーウフッフー...♪。