このレビューはネタバレを含みます
原作の戯曲を読んでいたので話の筋は知っていたけれど、それでも涙が止まらない作品でした。
薬師丸ひろ子がとにかくキュートで……困った時の「あ〜ん」とも「お〜ん」ともつかない声が特に大好きです。かわいい。
かいつまんで説明すれば妻を失ってから後悔するバカ夫の話で、一步間違えれば冷めた目で見たくなる設定なのですが……
夢中で妻を撮影するシーンの熱、儚い美しさ、画面に映されるものすべてが細やかで切なくて、冷めた目で見る気持ちになれないんですよね。
一人で観たいタイプの映画でした。