ゲイであることを公表して同性愛をはじめあらゆるマイノリティのために活動したハーヴェイ・ミルクの8年間の軌跡をたどる
人物やエピソードを深く掘り下げるのではなくドキュメンタリーのように彼の活動と人間関係を淡々と追いかける演出でした
実際ドキュメンタリーもあるみたいなのでいつか観てみたいとは思ってます
なんといってもショーン・ペンにハーヴェイ・ミルクというキャラクターがピッタリとハマっていてとても説得力のある話になっていました
彼自身は志半ばで倒れてしまったのですがエンディングでハーヴェイと共に闘ってきた人たちが彼のムーブメントを引き継いでいった事がわかり彼のやってきたことが報われたことに胸が熱くなりました
現在もまだ意識が変化していく途中段階ではあるけど、性的指向、性別や年齢、人種や見た目で人権を侵害したり差別する事は間違っていると思うようになってきて、今まで自分を押し殺して生きてきた人たちが少しは生きやすくなってきたのは、偏見が当然だった時代にこうして地道に闘ってきた人たちのおかげだと改めて気付かせてもらえました