黒沢清監督の独特な世界観とセンスとユーモアが恐怖と狂気とギャグの境目をうまく表現していて面白かったです。
全体的にかなりシュールで淡々としており、ドッペルゲンガーと元の自分との会話する時画面が分割されたり、役所広司の演技の使い分け点は天才的な演技力といい斬新かつこの映画にしかないものが色々ありかなりカオスでした。
基本的癖のある登場人物が多く、主人公にしてもドッペルゲンガーと知りながら暮らしているヒロインだったりと普通にやばいと思いました。
見てるとわかる通りドッペルゲンガーの自分の方が人生をうまくやっていけそうで、結局金と女をドッペルゲンガーが手に入れて終わりという元々計画してた通りに物事が終わりいろいろと思うところがありました。