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ドッペルゲンガー
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『ドッペルゲンガー』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

4.4
 ホームセンターに買い出しに出かけた永井由佳(永作博美)が店内から出て来ると、そこには弟の隆志(鈴木英介)がいた。引きこもりがちな弟の外出を姉は内心喜んでいた。一家は既に両親が他界し、姉と弟の2人暮らし。車で先に帰った由佳は信じられないことに既に部屋の中でゲームをしている隆志を目撃する。「どうやって帰ったの?」と訝しがる姉の問いかけを尻目に1本の電話が鳴る。警察は自殺した隆志の報を姉に伝えるのだった。一方その頃、メディカル・サイテック社のエリート研究者である早崎道夫(役所広司)は、助手の青木(戸田昌宏)と高野(戸田昌宏)と共に、人工人体の開発を続けるもはかどらず、上司から進捗状況を問われ、ストレスを募らせていた。彼は10年前に開発した血圧計が大ヒットしたことで、次の開発へ向けて会社の期待を一心に受けていた。ある日ファミレスで自分そっくりな男を目撃した早崎は帰宅した部屋で自分そっくりの「ドッペルゲンガー」を発見する。車で勝手に家に帰ったドッペルゲンガーを責める早崎は何とか人口人体の開発に成功し、スーパー・コンピューターを購入する予算を手に入れるが、深夜ドッペルゲンガーが暴れ回ったことで、会社をクビになる。自暴自棄になった早崎は高野から聞いたドッペルゲンガー現象を体感する永井由佳と対面する。そして早崎のドッペルゲンガーは解雇された会社から人工人体を盗み、君島(ユースケ・サンタマリア)と言う助手を雇い、更に研究費やライヴァル企業の資料を次々に盗み出す。

 『回路』の麻生久美子と加藤晴彦と同様に、今作においても最初、役所広司と永作博美はまったく別の物語として並行し素描される。大企業において、成果を期待されないこの部署の様子は、まるで『地獄の警備員』の新設された12課のようである。ドッペルゲンガーとの出会いの場面において、早崎は正視出来ずに窓際で目を手で覆う。前作『アカルイミライ』における藤村亡き後に突如現れる藤竜也のように、ユースケ・サンタマリアは突然、役所広司の前に現れる。君島に次いで、由佳がプロジェクトに合流してから物語は明らかにジャンルレスになり、ホラー映画の範疇をいとも簡単に放棄する。自分の分身を殺し、新潟にあるメディコン産業に向け、完成したロボットを運ぶ場面はまたしても『893タクシー』や『勝手にしやがれ!!黄金計画』のようなの森の中の追いかけっこの様相を呈する。黒沢映画において、森から道路に出るときは右左を十分に確認しなければならない。鈍器による殴り合いに終わるかに見えたアクションの導火線に、スパナではなく、唐突に拳銃が加わり、来るべきアクションの機運が高まるも、物語の本筋はそこではない。ピタゴラスイッチの到来するガン・アクションの場面も自らの『勝手にしやがれ!! 黄金計画』をなぞるようである。まるでリチャード・フライシャーの『絞殺魔』のようにスクリーンに現れる分割画面が、今作の強いコントラストになる。幽霊はやがて分身となり、狂乱のうちに主人公に感染する。そのふてぶてしいまでの佇まいに90年代黒沢映画の1つの完成形を見る。
ほーく

ほーくの感想・評価

2.9
【自己矛盾】
嫌よ嫌よも好きのうち…


これまた黒沢清監督作品。嫌いじゃなかったのかよっ!というつっこみもありましょう。そこが哀しいサガってやつで…。
 ご存知のとおりドッペルゲンガーをネタにするなら一人二役。で、それを役所広司が『怪演』って言われても、彼の演技巧者ぶりは今に始まったことじゃない。結局、このネタをどう料理するのかが気になったのだけど、結局いつもの黒沢作品。消化不良もいいとこ。最近、個人的に再評価している永作博美になるほどなあくらいが得たものかな。
素晴らしい。
「地獄の警備員」同様、不気味で怖い雰囲気とダークなコメディの融合で凄まじく迫力のある作品になっている。
ドッペルゲンガーの映画と聞き、勝手にSFを思い浮かべて不安になっていましたが、SF要素は無くドッペルゲンガーが凄く自然で、撮影方法や編集方法にもこだわりが感じられました。
冒頭から惹き込まれるし序盤のスピード感、中盤から終盤の怖い、または面白いトリックの数々は最高。
やっぱり一つ一つの描写が派手じゃないのが怖いんですよね。
不意を突く感じが本当に怖い。
終盤は難解な部分も多いですが、ニヤついてしまう展開です。
総じて素晴らしい作品です。
B級っぽい映画とかホラーコメディが好きな方は絶対ハマると思う。

『ドッペルゲンガー』に似ている作品

カリスマ

上映日:

2000年02月26日

製作国:

上映時間:

104分

ジャンル:

3.6

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配給:

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