数年毎に見返す傑作。
原作者は気に入ってない話は有名だが、
漫画やTVのレギュラー放送でのあのドタバタ劇を見事に映画に昇華させている。
文化祭前夜を繰り返すパラドックスを戦闘機で飛び出して友引町を俯瞰からみるメタ表現が、
漫画やレギュラー放送を俯瞰して見てる。もちろんレギュラー放送も監督してる押井守だから出来る演出、洒落てるなぁ。
そこから、時間が飛び友引全史を語るメガネに切り替わる所もドタバタ劇からのカタルシスを感じる。
終太郎の足元から水面が広がったり、亀の石像のデザイン、監督の拘りを隅々まで堪能出来る。