「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」
1984/2/11 公開 日本作品 2016-240
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1980年代ランキング7位
作家性を押し殺されることに懲りた押井守監督が、一世一代の賭けとともに作り出した俺様映画と言われています。本当がどうか、原作者の高橋留美子女史が試写を観て「要するに感性が異なるんですね」と語り立ち去ったと言われてる、問題作です。その通り従来のうる星やつらの世界観とは全く異なる鉄が的な押井ワールド全開の世界観で好き嫌いははっきりと分かれるでしょうね。しかしながら当時大きく話題になり押井監督を世に知らしめたのは間違いのない作品です。
『うる星やつら』の劇場映画第2作。テレビシリーズのチーフ・ディレクターである押井守が脚本を兼ね、前作『うる星やつら オンリー・ユー』から引き続き監督を務めた。押井作品 の原点であり出世作でもある。興行収入は前作を下回ったが、当時の『キネマ旬報』において、読者選出ベスト・テンで第7位（邦画）に選ばれるなど作品の評価は高かった。
