【男性はね・・・好きな人を好きでいる為に、好きな人から自由でいたいのです!!】
今回は久しぶりの邦画レビューで・・・『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』!!
って言いながら・・・ただブログに書いた内容をそのまま転記してるだけ(笑)
なので目新しいことは書いてないので興味がない方はスルーしてね!!
ってな感じでブログ( http://mupyonko.blog.so-net.ne.jp/movie-uruseiyatsura2 )の宣伝をちゃっかりと入れつつ・・・釣り・・・じゃなかった・・・レビューにいくぜぃ(笑)
【えーい・・・はっきりせぇーやーっ!!】
これって1984年に公開された劇場版アニメ作品なんだけど・・・
観ないと勿体ないほどの最高の作品なので・・・アニメだからって敬遠してたら人生、損しちゃうぞ??
そんな本作品は現在放送中の『境界のRinne』や、1986年~1988年に放送された五代君の一途な恋を表現したラブストーリーで、隣人の四谷さんの・・・
『夜な夜な五代君の声が聞こえる・・・ハァハァハァ・・・息が荒い・・・響子っすゎぁ~~~~ん・・・こんな夜更けに五代君は暗い部屋の中で独り、いったい何をやっているのでしょうかーっ??』
などの突っ込みで有名な『めぞん一刻』などの原作者である・・・
高橋留美子さんのSFコメディ作品、『うる星やつら』をベースに・・・
天邪鬼な押井守監督が高橋さんの事前承認無く、勝手にヒロインをしのぶからラムちゃんに替えて、自分好みなハチャメチャな内容に仕立てちゃった超暴走作品なのです!!
そんな作風なので完成後の試写会で初めて本作品を視聴した高橋留美子さんは・・・
『”人間性の違いです”ってその一言、言って帰っちゃった(笑)。これは自分の作品じゃないと言いたかったんですね。(Wiki出展)』
と、かなり怒っていたことを後日談としてスタッフがインタビューで話してたり??
確かにぶっちゃけ高橋留美子さんって・・・
爽やかな男の子と可愛い女の子がじれったい距離感でお互いを思い合う恋愛作品・・・
なぁーんて乙女心全開のキモ過ぎるまどろっこしい作風が大好きっぽくて・・・
それって冒頭の『境界のRinne』や『らんま1/2』も同じなのだけど、それが話のメインとなってしまうと男性からは・・・
えーい・・・ハッキリせぇーやっ!!
って、大爆発しちゃうって事(笑)
ありゃりゃ・・・そんなすっきりしないダラダラ恋愛話の方が好きだって??
うわーっ・・・男性も女性も大人も子供もみんな・・・乙女なの??
って感じで・・・こわーーーーって、思いっきり引いちゃうのですっ!!
【原作者の高橋留美子さんは激怒しちゃったぞ!!】
そんな原作者の意図から大幅に外れた本作品の内容とは・・・
端的にぶっちゃけちゃうと故手塚治虫さんが禁じた・・・禁断の夢オチ(笑)
そんな作風なので内容なんてあって無きがモノで・・・
高校生活をおくる宇宙人のラムちゃんと浮気者のあたるが永遠に学園祭の前日をループするってお話し!!
なので・・・作風は終始、ドタバタでがちゃがちゃ(笑)
ラムちゃんは相変わらず、あたるに電撃をくらわしてるし・・・
あたるは浮気しまくってるし・・・
メガネは終始、面倒くさいメガネ節を語ってるし・・・
面堂は立ち食い蕎麦屋のマッハ軒の地下にハリアーを隠してるし・・・
しのぶは相変わらずぶりっこしてるし・・・
さくらさんはぶちギレて温泉マークを投げ飛ばしてるし??
そんな私たちが思う『うる星やつら』らしい、これら強烈なキャラ設定って・・・
そもそも原作者が意図したものではないのです!!
実は私たちが思い描く各キャラの性格ってTVシリーズから関わってきた押井守監督が元々あった各キャラの性格をどんどん誇張して大きく膨らませたモノ!!
なので映像シリーズのうる星やつらは個性が強烈で、どのキャラが欠けてもうる星やつらではなくなるほどのインパクトがあるっ!!
そんな作風に最も違和感を持ったのが原作者である高橋留美子さんで・・・
もはや押井守作品とでも形容すべき『うる星やつら2』に対して強烈な拒否反応がでたのは仕方ないけど・・・
でも言いたかないけどさ・・・
原作に忠実に作られた『らんま1/2』とか、現在放送中の『境界のRinne』とかさ・・・
正直、5分間の視聴でまったく観る気が失せる退屈な脳内お花畑状態の作品なんかよりも・・・
『うる星やつら2』の方がずーっと、面白いよねって事なのです!!
【所詮、時間なんてあやふやでいい加減なモノだよね!!】
あはは・・・やっぱり暴走しちゃってる(笑)
でもこんな抽象的な事ばかり言ってても本作の面白みが全く伝わんない!!
なので色々考えた結果、この作品の醍醐味を表してるのが作中で運転手に扮した夢邪鬼のセリフでしょって思うので添付!!
そんな夢邪鬼の言葉とは・・・
『亀に乗って行ったのが浦島太郎だけでなく、村人全員だったらどうだったのでしょうね??
村人全員が竜宮城へ行って、そして揃って村へと帰ってきたのだとしたら??
村人が誰一人気付かなかったとしても、それでも数百年の歳月が経ってた事になるんでしょうかね??』
これって要は・・・
”共通の時間を過ごす仲間全員が時間を飛び越えたら、本当に時間は経っていると断言できるのか?”って問いかけで・・・
ほら、過去記事で紹介した傑作SF映画の『インタステラ』で紹介されたウラシマ効果の話で・・・
あの時はMatthew David McConaugheyさんとAnne Jacqueline Hathawayさんが宇宙に行ったけど、もし地球に残された人類全員が宇宙に行って共通の時間を過ごしたら・・・
やっぱり時間は経っていた事になるのかって疑問とまったく一緒!!
これって宇宙に行った二人と地球との時間差があるので”時間は経っている”と証明できるけど・・・
もし客観的な比較対象が無い場合は誰も証明することができないって事になる!!
これって消極的事実の証明である”悪魔の証明”にも通じて・・・
”誰も証明することはできない”って事なのです!!
でも流石は押井守監督!!
そんな曖昧な時間に対して彼なりの考えを述べさせているのが素晴らしいっ!!
これって・・・
『なまじ客観的な時間やら空間やらを考えるさかい、ややこしいコトになるんとちゃいまっか??
帯に短し、襷(たすき)に長しって言いますやろ??
時間なんちゅうもんは人間の意識の産物なんやって思ったらええのんちゃうかな??
世界中に人間が一人もおらなんだら時計やカレンダーに何の意味があるっちゅうねん!!
過去から未来へキチンと行儀よう流れてる時間なんて、始めっから無いのんちゃいますかいな??』
うんうん、素晴らしい!!
そうなんです・・・時間なんて自分の気分次第でころころ変わるモノ!!
釣りをしてる時はF14トムキャット並みの速さで流れるし、退屈で面倒くさい天邪鬼レビューを読んでるときは遅々として進まない・・・って・・・
えっ、みんな・・・私のレビューを読んでる時ってそうだったの??
って、しょうもない自分突っ込みは放っておいて・・・
所詮、時間なんてモノはあやふやでいい加減なモノだって事なのです!!
【男性は好きな人を好きでいる為に、その人から自由でいたいのです!!】
そんなあやふやな時間に捕らわれた彼らはループしている『学園祭の前日』に気づいて現実の世界に帰ろうとするんだけど、夢邪鬼はあの手この手でとことん邪魔しまくってる!!
そんな夢から覚めようとする、あたるを引き留める為に様々な状況と共に刺客が送り込まれるんだけど・・・
あたるは最後の”舞台裏”で出現する、風の谷のナウシカ的な音無響子さんである島本須美さんに向かって、男性の本心をさらけ出すのです!!
それがこれっ!!
『お兄ちゃんはね、好きなひとを好きでいるために、そのひとから自由でいたいのさ・・・』
女性には決して理解できない男性の本心ってこれなんです!!
あはは・・・わかんないだろーなぁーっ(笑)
正直に言うと彼女と出会って変わった現在の私の心とはちょいと違うけど・・・
世の中の男性ってこういう感じの気持ちを持ってるのは確かだぞっ!!
要は男性って女性が思うよりも遥かにロマンチストだって事(笑)
でね、この説明もしよっかなーって思ってたんだけど面倒くさいので後は自分で考えてねっ(笑)
これこそ自分で考えてもらわなきゃこの作品の面白さが半減しちゃうので、視聴しながら是非にって事!!
押井守監督作品ってコメディなのに考えることが沢山あって非常に面白いでしょ??
だ・か・ら・・・大好きなんです!!
こんな感じで今回はおしまいっ!!
それでアニメって聞いただけで毛嫌いする人が多いけど・・・
良い作品が沢山あるので、是非、見て欲しいなあって思うのです!!
でもその反面、アニメ作品って私とはトコトン合わない萌え系作品も溢れてるけどね(笑)
それもまた市場のニーズがあるから存在してるので・・・
ま、いっかぁーって事(笑)
あはは・・・そんな感じで・・・
みなさん、ごきげんよーって事なのです!!
Pyonko & Mu From Tokyoでしたぁ~!!