このレビューはネタバレを含みます
まず言いたいのは、この最悪なDVDのパッケージに騙されちゃあかん。この映画の魅力は自然の壮大さと美しさ、そして恐ろしさを感じられる所。恐らくこのデザインを作った人はこの映画を観ていないでしょ。
やっぱりこの映画の一番の魅力は大自然の荘厳さを二人の主人公を通して追体験できる事だと思う。
劇中の自然が織り成す四季の風景は本当に美しく壮大で、そして時に恐ろしい。
また自然の中では人間が如何に無力かを痛感させられ、自然とどのように共生していくべきかや近代文明の存在意義なんかも考えてしまう。
文明化された主人公のアルセーニエフと、山の中で自然と共生して生きるもう一人の主人公デルスウザーラ。人間としての本来あるべき姿なのは一体どっちなのだろうか…。
映画を観て印象に残ってるのはアルセーニエフとデルスウザーラの写真の所。二人の固い友情が感じられたのと、所々のデルスのぎこちない表情に心が温まった。
参考になったサイト
http://zip2000.server-shared.com/derus-uzala.htm
