ガス・ヴァン・サントが実際にあった「死」を描く三部作の最初のやつ。(他は「エレファント」「ラスト・デイズ」)
荒野に迷い込んだ仲良し二人組がどんどん弱ってく話。サバイバルという感じではなくひたすら弱っていく姿を見る羽目に。彼らだってこんな出来心から生命の危機に瀕するとは思いもしなかっただろう。
セリフは少なく、じっとしてるかフラフラになって歩くぐらいなので動きもあまり多くない。
カラカラに乾いた大地、強烈に照りつける日差し、方向感覚の喪失。
もうこれは助かるには運しかないような状態。
それでも見入ってしまうのはガス・ヴァン・サントがどんな死を描いたのか気になるから。
見終わって元になった事件について調べちゃったわ。
ルートはあるべくして存在するのでむやみにルートから外れちゃいかんよね。