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零戦黒雲一家のShinMakitaのレビュー・感想・評価

零戦黒雲一家(1962年製作の映画)
1.8
太平洋戦争末期。南方の小島バルテ…

寂れた海軍基地に、一機の零戦が着陸した。降り立ったのはラバウルから飛んできた中尉・谷村。彼は「今日から俺が隊の隊長だ」と宣言するが、ぐうたらな隊員たちはまるで従う素振りはない。彼らは海軍で問題を起こしてこの島に送られた不良軍人だった。しかも米軍の飛行機が飛んできても爆弾ではなくビラを撒くのが関の山、全く危機感が無かったのだ。一応彼らをまとめていた八雲兵曹も、「ここは野外動物園」と呼び、食い物を勝手に取り合う26人の部下たちを野放しにしている状態だった…


「零戦黒雲一家」


日本海軍版のスクールウォーズみたいな話の裕次郎日活映画。反抗的な二谷英明以下、兵隊たちが個性的。1人オンナが紛れこんじゃうのが面白いとこで、裕次郎があくまで「先生」然と説教しちゃうのが素敵でした。
ミニチュア特撮はアレですけど、空爆シーンの迫力はしっかりありましたね。太鼓ダンスには全く乗れなくても、クライマックスの熱さは保証。反目していた裕次郎と二谷英明がクライマックスでガッツリ組んで飛び立つのはなかなかエモい!
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