ねまる

相続人のねまるのレビュー・感想・評価

相続人(1997年製作の映画)
3.6
日本語タイトルがダメ。
ダサいとかそういうんじゃなくてダメ。

原題ジンジャーブレッドマンに直して。
ジンジャーブレッドマンはね、
ちょっと怖いおとぎ話。
(うる覚え)
「あるお家で焼かれたジンジャーブレッドは魂が吹き込まれて、ジンジャーブレッドマンに。
ジンジャーブレッドマンは"だれにも追いつかれないぞ"って逃げ回るんだけど、
ある時川にたどり着いてしまう。
川に入ると溶けてしまう、ジンジャーブレッドマンはピンチ。
そんなとき狐さんが、背中に乗せて渡ってくれることに。
川の真ん中まで来たところで、キツネさんがパクリ。
ジンジャーブレッドマンは食べられてしまいましたとさ。」

ジンジャーブレッドマンは誰のことを表しているのか、
この物語は何を暗示しているのか。

それがこの物語のポイントだと思うんだよね。

ストーリーは典型的な巻き込まれタイプで好意を持った女性をほっとけなくなった、勝つことしか頭にない弁護士が、助けようと思ってしまうことから起こる、フィルムノワール。

終始主人公目線なんだけど、
この主人公が善人とも悪人とも思えないのがなんとも。
監督曰く、それが人間のなのだそう。

若い頃のロバートダウニーjrが
弁護士である主人公のお抱えの(変わった)探偵で、ヘラヘラした感じが良かった!

これが10年後、アイアンマンになってるんだもんなー。
10年後どんな映画が上映されているのか、チラ見してみたい♪♪
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