どーもキューブ

日本一のゴマすり男のどーもキューブのレビュー・感想・評価

日本一のゴマすり男(1965年製作の映画)
3.8
 植木等の中等と書いてナカヒトシ!



 2009年9月2日 22時03分レビュー


1965年作品。監督古澤憲吾。


クレージーキャッツのC調男、植木等がサラリーマンを蹴散らすサラリーコメディ「日本一シリーズ」


本作は、親父の一言

「ゴマをすれっ」

に奮起して自動車会社で(現在の東京芝浦のヤナセだそうです


特典映像より)働きまくる痛快ゴマすり物語。

中等と書いてナカヒトシが繰り出す

「ぶぅわーっと」

車セールスと人海ホラ戦術でみるみる出世を駆け上がります。

共演に本作美しさに磨きかかる浜三枝。

植木の後輩役のチョイ役に「カトチャンペ」こと加藤茶。

関西風外来人の売り出しはじめか?「必殺」藤田まこと。

歌手三人娘の一人、お嬢様役中尾ミエ。

いささかゴマスリが痛快とまでいかない力弱さがありますが、

カーチェイス、飛行機シーン等のちの「大冒険」「クレージー大作戦」の前哨戦アクションが垣間見れます。

音楽宮川泰、萩原哲晶のクレージーサウンドを支えた強力作曲

編曲コンビの細かいストリングス必聴!

ゴマスリ音頭の植木ダンスも必見。

手や足を振り上げています。

冷静にみると完全失礼失言の無いハイテンション芸人。

手や足が基本六十度くらいあげてます(笑)

相変わらずの失礼、直進、基本ダッシュ、デカい声は変わりません。


ナカヒトシの痛快成り上がりすぎるゴマスリ失礼街道物語。

ぜひぜひ!
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