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ローズマリーの赤ちゃんのNooのレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
4.1
何か得体の知れないもの、という恐怖がよくわかる作品。
得体の知らない隣人、隣人が作ってくる飲み物、それに自分の胎内にいるもの…。
男性が家庭のことに参加するようになったと言われていても、妊娠から出産というのはどこまでも孤独なものなのかもしれない。
社会的に孤立させられた女性がどこまでか弱くて無力なのかと思い知らされる気もする。

悪魔や心霊現象が画面に堂々と出てくる訳ではないけど、常に息苦しい閉塞感と不安な状況の演出が上手!
ラストの彼女の選択も見る人によって感想別れそうで面白かった。
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