リタ

ローズマリーの赤ちゃんのリタのネタバレレビュー・内容・結末

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジャンプスケア飛び交うホラーを想像してたら
全然違った!

引越し、面倒なご近所さん、妊娠、
仕事が忙しくて構ってくれなくなる夫、
不安なシチュエーションが重なって
じわじわ追い詰められる心理スリラーだった


ミアファローがツィギー並みのマネキン体型!
どの服も可愛かったー

主人公はあんなに可愛くてお洒落なのに、
何故売れない役者の子供地味たおっさんなんかと
結婚しちゃったんだろうね?


きっとそもそも不幸体質なんだよな。

そういう人いるよね。

私のために予定変更しないでください!とか、笑
断れずに言われるがまま飲んだり食べたり
痛いの我慢してお医者さん信じ続けたり。

この当時は自分で調べるにも限界あるし、
妊娠初期は相談出来る人も限られるし
わからんでもない。

不安につけ込んだ洗脳だよなぁ

夫まで取り込まれたら成す術なしでしょ


主人公にやたら共感して見てしまったけど
何処かで「もしかして悪魔なんて妄想…?」
とか疑心暗鬼になったりもする

多分この日常に潜んだ洗脳の擬似体験は
共感性の高い人の方が楽しめそう
どちらかというと女の人


長回しが多くて生き生きしてた。
そして緊迫感もあった。

家具とか建物もお洒落で見てて楽しい。


ハリウッドと悪魔崇拝を結ぶ噂って
この頃には既にあったんどね。怖い


ラストは単純に、可愛い…
ってことなんだろうけど。

許せるか?
確かにその子が生まれるには
儀式がなきゃいけなかった訳だけど…

このまま悪魔の母として権力を持ち
全員に復讐してやろうとか、笑

そういう邪な考えもなくただ、

必死で守って来た子供にやっと会えた嬉しさ
元気に泣く子供の姿に安心感を覚えている、

穏やかな主人公の顔には浄化された気分


しかしここでも順応しちゃうっていうのがまた
不幸な女の人だよなぁ


実際ミアファローも
元夫がシナトラとウディアレンだったり
マハリシの瞑想体験に傾倒とか

華麗なるギャツビー以来の先入観かもしれないけど、
危なっかしい人
ってイメージがついてしまっている
リタ

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