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NAGISA なぎさの010101010101010のレビュー・感想・評価

NAGISA なぎさ(2000年製作の映画)
3.5
あの小沼勝が、こんな作品を撮っていたとは…。上手いなぁ、という演出が多かった。
路地に差す光と女の子。
友だちと2人で、音の鳴るお菓子でピーピー会話したり、不良の姉ちゃんと一緒に並んで缶ビール・ジュースを飲むシーン、好きだ。

また、キスする直前の、男の子の爽快な表情から女の子の表情への切り返し、そこだけでもう、「あっ、今、素敵だな、って思った」ってことが、無言でも分かる。
また、女の子が不良っぽくパーマかけた姿を男の子に見られたくないと感じる心理描写も、実に上手く描かれていて甘酸っぱい。

そのほか、海の家でのバイト、性格わるい女の子、姉ちゃん兄ちゃんたちの夜の浜辺でのパーティー、会いに来てくれたお父さんとのシーンなど、印象深いシーンも多い。
神社のガラスを割った石も。
原作も、いいんだろうなぁ…。