えいがんご

パンダコパンダ 雨ふりサーカスのえいがんごのレビュー・感想・評価

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ミミちゃんとは、ヤングケアラーのメタファーであることは言うまでもないだろう。

彼女は、更に複雑な事情を抱えており、
母であり、娘であり、孫でもあるという三重のロールを担わされた家父長制の究極の生贄でもあるのだ。

ラストシーンで彼女は列車を暴走させ市庁舎へ自爆特攻を試みる。敢え無く不発に終わったものの、これは彼女を見捨てた行政への悲しきテロリズムであった。