ふともも

Genius Party Beyondのふともものレビュー・感想・評価

Genius Party Beyond(2008年製作の映画)
4.0
わんわ
陶人キット
次元爆弾


が、好みでした!


“わんわ”
ママ目線からみて、まず大号泣ですね。
これぐらいの歳の子(2、3歳)の世界観て、こんな感じなんだろうな。
固定概念を覆されるような展開、この後何が起こるかわからない、温かくて柔らかで鮮やかな迷路を進んでいる感覚でした。


“陶人キット”
いけないとわかっていつつ、やりたい事
やってしまう事
隠れ家的な家や主人公のボッチ感が良かったです。脳みそが出てきて再起不能になるのと裏腹に、陶虫はポップにはじけるのも好き。


“次元爆弾”
起承転結があるようなないような、デイヴィッド・リンチ的な作品。
森本晃司監督とデイヴィッド・リンチが『作品の解釈は観る側に委ねる』と、
おんなじようなことを言っているそう。

納得。

2人の監督作品ではなくても、作品やアートってそういうものであってほしい願望があります。



ジム・ジャームッシュ監督作品にも、同じような事がいえるでしょう。

その人の中の文化や経験で、解釈が変わるのです。そんなの素敵すぎる。


そして、そんな自分の世界観を大爆発させた作品を生み出せる事への純粋な憧れ。。。






押し付けがましい恋愛映画や泣かせようとしてくる話は大嫌いなので、
今後も今作のような作品に出会えるよう、
感覚を研ぎ澄ませたいと思います。
ふともも

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