さそりいのしし

ブリットのさそりいのししのネタバレレビュー・内容・結末

ブリット(1968年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

プロットは予想外で面白い部分もあるのに、所々惜しい。

まずカーチェイス。悪者の方も相当な運転技術だけど、それならあんな黒縁メガネのサラリーマンみたいのではなくて、もっと凄腕ドライバーらしい風貌の役者にした方が説得力があった。

J.ビセットは美しいけれど、ストーリー上全く必要ない。マックィーンを問い詰めるシーンのセリフは唐突で意味不明。

それから、本物の「証人」の行動が意味不明。サンフランシスコに替え玉を送り込んだのに、証言する気がないならなぜ自分もわざわざシカゴからサンフランシスコに来たのか?替玉を殺すためとは思えない。

結局上院議員はまんまと騙され、証言を得られないどころか何人も犠牲者を出したことで失脚するところを見たかった。それなのにあの意味不明なラストシーン。

結局脚本が破綻しているからカーチェイスだけの映画として語り続けられることになった。