Melko

ブリットのMelkoのネタバレレビュー・内容・結末

ブリット(1968年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

”Frank, we must all compromise.(フランク、妥協も必要だぞ)”
“Bullshit. Get the hell out of here, now. (やかましい。消えちまえ)”

ジャケットの渋さに惹かれてレンタルしたのだが……期待外れだった〜。OMG
シンプルに作品のテンポ感が合わなかった。
主人公ブリットは腕利きの刑事という設定なのだけど、刹那的な仕事の内容に辟易してるのか、仕事に身が入ってなくて、心ここに在らずだからか、警護すべき人をあっとゆうまに死なせたり、姿をハッキリ確認したスナイパーには何度も逃げられたり(しかも、あと少しだったのに!とかではなく全然追いつかないというダメダメぶりで)、散々。
そりゃ依頼者あんなにネチネチ文句言いたくもなる。

ストーリーもなんかよくわからないというか、いや展開的にはわかるのだけど、ハードボイルド以前につまらないから引き込まれない。

肝心のカーチェイスシーンは短く、車内からの映像はブレまくって酔いそうになった。
あとなんか結構スピード出してるはずなのに、カットの角度のせいか、スピード感があまり感じられず。そう思うと、映画のカーチェイスシーンって進化したんだなぁ。

ホシを追い詰めるラスト空港での大捕り物。
どこにでもいる服装と髪型なホシが大勢の客の中に紛れることでのちょっとした緊張感はあったけど、緊迫感はそこまでだったかな。
てゆうかここに時間を割きすぎでは…
そーんな遠くから狙って撃てるとかありえる?とかホシ足逃げ速すぎない?とか気になる…結局、ホシを撃って死なせるブリット。う、うーーん。。
依頼者の乗るタクシー「警察に協力しよう!」の宣伝が切ない。

男ばかりの絵面、表情がムカつく依頼者と、ずーっと機嫌の悪そうな顔の主人公ブリットの顔しか印象に残らず。
Melko

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