みちろう

インディアン・ランナーのみちろうのレビュー・感想・評価

インディアン・ランナー(1991年製作の映画)
4.3
戦争から帰ってきた弟フランクと彼を迎え入れる保安官の兄ジョー。感情をコントロールできないフランクは職場や家庭内で度々トラブルを起こすがその都度ジョーは彼を支えて日常生活を送らせようと努力する。

田舎・ブラザー・更生ヒューマンドラマ、な映画。まずフランク役のイカれた演技が上手くてザ・マスターのホアキンフェニックスを彷彿とさせる。ヒストリーオブバイオレンスの役柄が嘘みたい。恋人役のパトリシアアークエットはまんまトゥルーロマンス。こんな感じに割と既視感あるキャラクターが多い。ちなみに理不尽にボコされるデニスホッパーにはちょっと笑っちゃった。

全体的にシンプルな内容で俳優のショーンペンが監督って言われるとなんかしっくりくる感じがする。いうてインディアンランナーの意味や家族関係、フランクの存在が象徴するものとかちょっと考察する必要のある部分もあったり。

面白くて観やすい映画だったけどメッセージがわからなかったのとわかったとしてもそんなに心に響かなそうな気がするしそんなハマんなかった。
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