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ドクトル・ジバゴのmatsuのレビュー・感想・評価

ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)
4.5
ロシア革命や革命後の混乱する世の中を生き抜いた、医師であり詩人であるユーリ・ジバゴと2人の女性(トーニャとラーラ)を描いた超大作

なかなかに興味深い内容(ロシアの歴史や時代背景など)のため、3時間20分あっという間だった

歴史面も良かったが登場人物たちが一人一人素晴らしかった

映画に映る背景や雪景色や自然、人々が詰め込まれた列車、流れる音楽など何もかもが素晴らしかった

帝政に対して抗議活動をしていた民衆・ボリシェヴィキを平然と殺害する様子など体制がどうであれロシアらしい一面も

生活苦を改善したいがために帝政を崩壊させてロシア革命を起こしたのに、社会主義=全員平等、裕福な家庭から家や資産を奪い取れ〜としたのに全く民衆の暮らしが良くならずに逆に燃料も食べ物も不足していたのは皮肉だ

ジバゴは優しいし人間性に優れていて2人の女性に好かれるのも無理はないか

壮大な人生のストーリーでした~
(こんな大作あるの知らなかった)

本当に素晴らしい作品だった、こんな名作に出会えて心から良かったと思う
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