こういう映画は今現在で観る人は中々、少なくなっているだろう。かいつまんで話す分にはめちゃくちゃ面白いストーリーなんだが、照明やカラーリングなど細かい演出に目を配らなければ映画としての面白さを感じにくい作品ではあると感じる。
また主人公・ユーリに襲いかかる苦難は原作者のパステル・ナークが実際に体験したことが元になっており、作者をユーリに完全に重ね合わせて見ると、より迫るものがあることがわかった。一言で言うと、ドクターではなく詩人として見るべきなのである。そうすると終盤のシーンがより意味を持って見えてくる。
このことを鑑賞後に分かったので、ちょっと失敗しちゃったなぁ