醜聞(スキャンダル)の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『醜聞(スキャンダル)』に投稿された感想・評価

Koshi

Koshiの感想・評価

4.0

    「すべては一枚の写真から」

【はじめに】
 4月からマスメディア業界で働く友達への餞別の品として本作をセレクト。これは面白いし、スキャンダルを題材に日本の法廷にメスを入れている話なので、喜…

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月影

月影の感想・評価

3.2

これが黒澤明の作品か、と思うような珍しいテーマの映画だった。
人気歌手が知り合ったばかりの画家を旅館の部屋に入れたところを写真に撮られて週刊誌ネタになって、裁判で争うという内容。

三船敏郎主演だが…

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法廷闘争は自作「羅生門」へのステップ、クリスマスの蛍の光を唄う弁護士志村喬は、「生きる」の公務員志村のゴンドラの唄へジャンプした印象が窺える黒澤明監督の社会風刺映画の秀作。週刊誌編集長小沢栄は、事実…

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いわゆる「熱愛記事」というものの馬鹿馬鹿しさ、マスコミへの痛烈な批判に満ちた佳作だが、物語の緩急が弱く黒澤らしいスペクタクルを感じない。テンポ良く展開するものの裁判モノとしては軽快過ぎるか。志村喬の…

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neohetare

neohetareの感想・評価

4.4
星が生まれるところを見た。
黒澤映画人気ランキングでいつも下位なんだけど、ヒューマニズムに溢れていて後の様々な作品の原型になっていると思う。重要な作品。
弱さが光る
かなりあざといクリスマス
裁判シーンは少し退屈
三船敏郎演じる真っ直ぐな画家が良い。
せた

せたの感想・評価

3.5

スキャンダルに巻き込まれた人、弁護する人とその家族のお話

「あの人は悪いのではなく、弱いのだ」
真理ですね、肝に銘じます。
それにしても自分の裁判で醜態を晒し続けた弁護士に対して「お星様が生まれ…

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レュー

レューの感想・評価

3.6

マスコミの醜悪さを描いた作品かと思いきや、人間の弱さ、醜さ、そして美しさを描いたヒューマンドラマ。これが後の名作「生きる」につながていく感じだろうか。どうしようもなく弱くて落ちぶれた親父がほんのちょ…

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