シュークリムオ

テロリスト・ゲームのシュークリムオのレビュー・感想・評価

テロリスト・ゲーム(1993年製作の映画)
3.5
木曜洋画劇場でよく放送されて何度も見ていた。テレビ映画ということで展開の少なさや予算的クオリティは劣るが、決してつまらない映画ではない。90年代のアクション映画らしさがあって、リアルタイムを生きていた者としては懐かしくて楽しめた。そして今見れば、ピアース・ブロスナン、パトリック・スチュワート、クリストファー・リーと豪華キャストだし、なによりジェームズ・ボンド前のブロスナンが若くてカッコいい(パート2は髭面になるのがもったいないんだよ)。ふと妄想すると、ブロスナンが007前に試験的に撮ったようにも思えるし、こういう特殊部隊にいた主人公が、後に007としてスカウトされたと勝手な設定を考えるとなんかアツい。銃を撃つときの顔のとかまんま007だもんね。本当に様になっている。まぁ、映像やアクションは90年代のそれである。列車とテロリストというのがまた90年代らしくて好き。女性部隊員が男勝りに活躍するのもいいよね。いやこのあたりも007っぽい。007前の試験的映画と妄想すると本当に楽しい。

【列車なのにハイジャック】
セリフ(原語)で「列車がハイジャックされた」と言っていたが、列車ならハイじゃないじゃんと思って、気になって調べたら、飛行機以外の貨物輸送の乗り物に関してもハイジャックと言うっぽい。昔は船とかも。なので、列車でもハイジャックといってよいみたい。今ではトレインジャックとかわかりやすい言葉を使われている印象。