エリ

キッスは殺しのサインのエリのレビュー・感想・評価

キッスは殺しのサイン(1966年製作の映画)
4.5
ちょっとね、コレは予想外におかしくってすぐメモしてたので駄文長めw(今日は連投すみませぬ)
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スタートからベタでコテコテな音楽に胸踊る!
思わず手に取って絶対つまんなそーwwと思ったけど(でもすかさずニコニコでレジに行くっていうね)、開始した瞬間「ありゃーーーーこりゃ好きだw」と確信。

ナイスバディなオネーチャン達の、お粗末な工作のお粗末なスパイっぷりにもう目が離せない!
(勿論、劇中では完璧で抜かりない事になってる)

初っ端から爆発と同時にデデーン!!と
「DEADLIER」という文字が出て、「油断するな男たちよ」と言ったお決まりのダッセー歌詞に、ムードある音楽と色気あるオッサン(?)の歌声(そして続くしょーもない歌詞)に酔いしれながらの幕開けである。
そんな儚げ美しげ哀愁満天のオープニングw カーッなんだよコレww(好き好き〜w)

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いちいちBGMが可笑しくて!
ワナを仕掛ける時、焦ってる時、任務遂行中、それぞれの音楽が私の大好きなヤツ!!

昔の007、スパイ大作戦等を見ていればもっとツッコめたり(もしくは冷めたりw)出来たのだろうか?と思いながらもニヤニヤ...

男達の空手シーンでは、思わず「道着を着る外人」に愛する格ゲー「龍虎の拳」を思い出さずにはいられない!!!
(いや、リョウは金髪なだけで日本人?w)
「タクマ・サカザキが恩師ですかーッッ!!?」と突っ込みたいところであった。
(私だけな。ゴメンね、わかりにくいネタで。)

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おじさんちに泊まりに来た、甥っ子のガールフレンドの部屋着の可愛さよ。
グレーに近い薄いブルーに、紺色のパイピングをあしらった短め丈のバスローブ(シルクじゃなくてコットン)...カワエエ〜(*´Д`)

「地中海!」って感じの風景もワクワク。
ひとり、日本人の女の子がチョイ役で居るんだけど...この時代の「話し方」ってなんでこうお上品なんでしょう。発音の仕方とか、今と違うよね、慌てていても静かというか。
でもせっかく着物着てるのに、その着物も髪型もなんか変だったw 赤い着物に金の帯、おかっぱボブのてっぺんにでっかいお団子が乗ってさらにかんざしはティアラのように付けてるというww
その着こなしが正しいのかよくわかんないけど(多分正しくないww)、外国の方から見た日本人、という感じで「エセあんみつ姫」みたいだった(^ω^;)

ファッションもみんな鮮やかな色の着こなしで可愛いけど、特に「ボスの城」で「株価下落を伝える、一瞬だけ映る彼女(名はマグダ)」が可愛かった。
想像してくだせぇ、ターコイズブルーのノースリーブワンピースで、モスグリーン&エメラルドグリーンの縦ラインが入っている。そして金髪を耳上だけゆるっと結んでいる。この話のヘンテコスパイ達とは違い、お顔立ちも派手すぎず、メイクも薄めで現代に居てもおかしくない感じ。カワエエ(*´Д`)



とにかく旧式な仕掛け満載な中、人間よりやや大きい「チェス」で勝負するシーンはなかなか!
床からズーーーン...と巨大な駒が出てきた瞬間の気持ち悪さ!!動きのチープ感は否めないけど、それがまた良かった(´∀`*)♡

ちょっとダレてきたところで効果音が気持ちを盛り上げてくれる、本当に「コテコテ・チープなスパイ映画」でした。

ところでこの主役のミスター・ソース顔氏、エセあんみつ姫と日本語で話すシーンがあったり、「ンッハッハ」って笑うんだけど、その時の声が心地よくツボで好印象だったw

..................その「ンッハッハ」って笑うとこだけ何回か観ちゃった///// ww
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